青い目のシュールな飛行

知人が雲の上に旅立ちました。それはきっとシュールで霊的な飛行でした。

仲島未野さん。私とcherryさんで運営していたアーティストの支援ギャラリーの参加者のひとりでした。というよりはプロのイラストレーターさんでした。今日もらった逝去の報で、6年前に閉じたギャラリーのことを懐かしく思い出しました。

仲島さんの絵を見ました。けっこう何枚も見ました。どれもどこか霊的でした。儀式という絵では天井がぽっかり開いた部屋に雲がいっぱい。雲は天窓から降りてきたんでしょうね。雲のなかに横たわる女も天窓から降りてきたのか、それともこれから昇るのかも。

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頂きの上の空に飛ぶ人はだれなのでしょうか。天使のように見えますか。そうですね。だんだん消えていくようにも、現れてくるようにも見えますね。こっちとあっち、行ったり来たりなのかな。頂きは山なのか木なのか、それとも地中に埋もれる巨人の帽子なのかもしれません。

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青い目の猫はふんわりとした存在です。私は何日もこの絵を見ていたことがあるので、自信をもって言い切れるのですが、ご自身の肖像ではないですか。超然と人を見抜く青い目をもち、見抜いたからといって得意げでもない。ただ遠くから見つめていますよ、お守りしてますよ、とでもいうような目。

訃報は今朝9時くらいにもらったのですが、不思議なことに、今朝5時前に目がさめる頃、絵の道具を買いに行く夢をみてました。そうだ、もはや私は自由に生きれる人になったのだから、好きなことをしよう。それは絵を描くことだ。夢のなかでそう決心して、絵を描く道具を揃えに行ったようなのです。

さらに不思議なことには、その訃報を教えてくれた人も、数日前に某絵画展に行って興味を持ったというのです。どうやら仲島未野さん、旅立つ前にあちこち行って、絵の話をしたかったようです。

ということで原稿仕事が一服したら、絵具を揃えて練習を始めようと思います。どんな絵を描くか?それは決まっています。美人画です。

しかし、人に新しいことを始めさせる訃報とは珍しいです。仲島さんにはときどきうちの出窓に戻ってきてもらって、絵の手ほどきをしてもらおうと思っています。RIP。

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